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サンクトペテルブルグのネフスキー大通り [ロシア]

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ロシアのサンクトペテルブルグに6月29日に入り、7月2日にロシアからフランクフルを経由して帰国しました。モスクワに住んでいる日本の人に日本を出る前からサンクトペテルブルグに行くのであれば、ネフスキー大通りに行くことを薦められたので地下鉄に乗って来てみました。
上の写真は地下鉄のNevskiy Prospekt駅の建物を出たところです。時間は18時30分ですが、まだまだ明るいので散策は心配ありませんでした。掲載している写真はクリックするとすべて拡大するので是非とも拡大してみてほしいです。

上の写真とは反対方向の景色です。沢山の車が走っていました。この通りには歴史のありそうな古い建物が沢山ありました。いくつか紹介いたします。
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これは教会だと思います。両側の建物とつながった、面白い構造の建物でした。
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これはカザン聖堂です。サンクト・ペテルブルクのカザン聖堂は、アンドレイ・ヴォロニーヒンの設計によるものだそうです。ヴォロニーヒンは、聖堂建築に当たって、ローマのサン・ピエトロ大聖堂を手本に設計したそうです。1801年に着工、1811年に完成したそうです。
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このような建物もありました。ロシア語で書かれているので残念ながら名前がわかりません。
追伸「etuさんにインペリアルと書ていることを教えていただきました。ありがとうございます。」
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ネフスキー大通りの中でも、ひと際目立つ建物がありました。調べると旧シンガーミシン社のビル(シンガーハウス)だそうです。
建築家パーベル・シュゾール(Pavel Suzor)の設計による1902年~1904年に建てられた建物で、ロシア革命前まではシンガーミシン社のロシア支社の本社だったそうです。ロシア革命後は書店になったので「本の家」とも呼ばれていますがシンガーハウスの方が我々にとっても馴染みやすいです。
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この建物の屋根のガラス張りの飾りが、この建物を目だたせています。
この下の写真だけはクリックすると特別に大きく拡大するように設定しておりますので、是非とも拡大した写真を見てください。
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シンガーミシン社に関して追記させてもらいます。2010年7月10日 16時48分
シンガー社は1851年アメリカ生まれのアイザック・メリット・シンガーがニューヨークの法律家エドワード・C・クラークと共に I.M. Singer & Co. としてミシン製造会社として創業しました。1865年に Singer Manufacturing Company に改称、さらに1963年に The Singer Company に改称しました。元々は全ての製造をニューヨーク市内の工場で行っていました。
1902年から1904年にロシア支社の本社ビルとしてサンクトペテルブルクのネフスキー大通りのカザン聖堂の向かいに建設されたシンガーハウスは有名でアール・ヌーヴォー様式の美しい姿を見せており、ロシアの文化遺産となっています。
第二次世界大戦中、シンガーは各国政府と兵器製造の契約を結んだため、ミシンの製造を停止してノルデン爆撃照準器、M1ガーランドライフル、M1911拳銃などを供給し、ドイツ国内の工場はナチスに兵器を供給したそうです。
現在、シンガーはSVP Worldwide社の傘下で電子式ミシンなど各種民生品を製造しています。競合企業としては、ブラザー工業、アイシン精機、Necchi、E&R Classic Sewing Machines などがあります。

横断歩道を渡る風景です。軍人さんらしい制服の帽子がロシアらしい気がします。
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さすがロシアのトロリーバスです。横幅が大きいです。
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ネットのwikipediaに1890年代のニコライ駅近くのネフスキー大通りの絵が掲載されていたので拝借いたしました。
そのネットによるとネフスキー大通り(Не́вский проспе́кт)は、ピョートル大帝によって、ノヴゴロドとモスクワへの街道として建設が計画されたそうです。
現在のネフスキー大通りの沿道には、ペテルブルクを代表する建築が立ち並びます。
主なものとしては、建築家バルトロメオ・ラストレッリによるストロガノフ宮殿、ペテルブルクにおける巨大な新古典主義建築として知られるカザン聖堂、アール・ヌーヴォー様式のジンガー書店(旧シンガーハウス)、18世紀に建立された6つの教会や、啓蒙専制君主として名高い女帝エカテリーナ2世の記念碑など歴史的、宗教的施設の他、ゴスチーヌィイ・ドヴォールとよばれる18世紀のショッピングセンターや、グランド・ホテル・ヨーロッパ、ネフスキー・パレスなどのホテルが林立しています。
この他、文教施設としては、ロシア国立図書館があります。ネフスキー大通りのほぼ真ん中をフォンタカ運河が横切りますが、ここに掛けられているアニーチコフ橋は馬の銅像とともに有名だそうです。
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