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122年前にタイムスリップ 富士屋ホテル [箱根]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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箱根・椿山荘で蕎麦を食べた後は宮ノ下の街を散策しようと宮ノ下駅を降りました。雨も強くなってきたこともあり、宮ノ下と言えば富士屋ホテルということで、雨宿りを兼ねて富士屋ホテルの中に入って見ることにいたしました。宮ノ下の富士屋ホテルは135年前の1878年(明治11年)に創業した老舗ホテルで1932年にチャップリンなどの外国の有名人が訪れたことで有名なホテルです。チャップリン以外ではタイ王国国王・王妃(1931年)、ヘレン・ケラー(1937年)、昭和天皇(1965年)が宿泊されました。

上の写真も含めて3枚が本館の写真です。本館は1891年(明治24年)に竣工したそうなので、122年前の明治の姿を見せてくれているのです。富士屋ホテルチェーンは宮ノ下の富士屋ホテル以外に3つの直営ホテルと8つの運営受託ホテルがあります。直営ホテルは「富士屋ホテル」「湯本富士弥ホテル」「箱根ホテル」「富士ビューホテル」です。運営受託ホテルは「甲府富士屋ホテル」「フルーツパーク富士屋ホテル」「大阪富士屋ホテル」「八重洲富士屋ホテル」「二の平渋谷荘」「箱根千代田荘」「ヴィラ本栖」「キヤノン箱根館」です。
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古くは宿泊客に外国人が占める割合が高く、外国人専用であった時期も長かったこともあり、日本文化を伝える展示や工夫がされています。長い間には増築なども行われたものと感じました。
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こちらは富士屋ホテルの御花殿でヘレン・ケラーが泊まられたようです。御花殿は1936年に竣工したそうなので新築1年目に泊まられたことになります。御花殿も77年目の建物ということになります。


古い面影が残るホテルで根強い人気があるようで、この日も結婚式が行われていました。確かに記念の日のイベントにぴったりのホテルなのかもしれません。建物の外観は和風ですが内部が洋風なのが特徴です。


本館内部です。122年前の構造であることから趣がある反面、通路が狭いなどの不便な面もうかがえました。


噂の宮ノ下の富士屋ホテルを見るだけのつもりで入ったのですが雨が強くなってきたので宮ノ下の街を散策するのは諦めて富士屋ホテルでゆっくりとしようとラウンジ/オーキッドでお茶でも飲むことにしました。頼んだのケーキセットで飲み物は紅茶を頼みました。


混んでいて申し込んで順番が回って来るのに45分も待たされてしまいました。下のケーキは富士屋ホテルの名物スイーツの「マーブルケーキ寄木細工風」です。
約60年前のレシピを、箱根の伝統工芸である寄木細工のデザインを銜えて復刻したケーキだそうです。メイプル、ナツメグ、シナモンが香る昔懐かしい味わいのケーキでした。
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こちらも代表的なスイーツです。名前は宮ノ下シークリームでこちらも懐かしい味わいのものです。表面には砕いたアーモンドと粉砂糖が振り掛けられていました。
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こちらも昔ながらのアップルパイです。今風というよりは全般的にオーソドックスなケーキでした。
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こちらは私が頼んだスイーツで、昔ながらの富士屋ホテルの物ではなく、巷で流行っている「アサイーボウル」です。ヨーグルトにアサイーのペーストやバナナやラスベリーが入ったスイーツです。真中あたりの紫のペーストがアサイーです。これで1000円だったので、ここはやっぱり富士屋ホテルの伝統スイーツである宮ノ下ロールか宮ノ下浅間のモンブランにした方が良かったかもしれません。
クリックすると拡大「アサイー」の和名はワカバキャベツヤシでブラジル・アマゾンが原産のヤシ科の植物だそうです。果実の外見はブルーベリーに似ているそうです。アサイーの実は非常に栄養価が高くポリフェノールは約4.5%も含まれています。これはココアの約4.5倍、ブルーベリーの約18倍ともいわれています。他にも、鉄分はレバーの3倍で、食物繊維、カルシウムなども豊富だそうです。ジュース状にし、そのまま飲むか、牛乳やヨーグルト等の乳製品、バナナやイチゴあるいはそれらの果汁などと混ぜて飲むことが多いそうです。右の写真はWikimediaから拝借したアサイーの木です。
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箱根の家族旅行の2日間のルートです。沢山の交通機関を利用させてもらいましたが、循環バス(100円)以外の、すべて乗り物に箱根フリーパスで乗れました。フリー切符を使わないで個別に支払いをしたとすると7940円なので2940円(=7940円 - 5000円)ほど、お得だったことになります。
 初日 (2013年8月24日)
  1150円 小田急      新宿→箱根湯本        ロマンスカー
   390円 登山電車    箱根湯本→強羅        昼食 強羅公園
   410円 ケーブルカー  強羅→早雲山
   820円 ロープウェイ  早雲山→大涌谷        大涌谷
  1020円 ロープウェイ  大涌谷→桃源台        芦ノ湖
   970円 海賊船      桃源台→箱根町       箱根関所
   930円 登山バス    箱根町→箱根湯本
        徒歩       箱根湯本→塔ノ沢温泉   福住樓
 2日目 (2013年8月25日)
        循環バス    塔ノ沢温泉→箱根湯本   出山鉄橋
   390円 登山電車    箱根湯本→彫刻の森    彫刻の森
   160円 登山バス    彫刻の森→小涌園      椿山荘(蕎麦)
   160円 登山バス    小涌園→小涌谷
   130円 登山電車    小涌谷→宮ノ下        富士屋ホテル
   260円 登山電車    宮ノ下→箱根湯本
  1150円 小田急      箱根湯本→新宿        ロマンスカー
  7940円 合計


富士屋ホテルの場所を地図で示します。他のマークは箱根家族旅行で記事にした場所です。赤色ラインは交通機関を使った移動ルートです。マークやラインをクリックすると場所や交通機関の名前を表示します。同時に表示するアドレス又は記事のタイトルをクリックすると記事を表示します。試しに青色マークをクリックして、さらに出てきた窓の中の着色文字をクリックしてみてください。

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こちらが新宿からのルートが入った地図です。下記に箱根の家族旅行で書いた記事を紹介いたします。タイトルをクリックすると記事を表示するように設定いたしましたので興味のある記事があれば是非ともクリックしてみてください。
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  箱根・椿山荘で手打ち蕎麦をいただきました。
  Happy Animal Party展 洪易 彫刻の森美術館
  彫刻の森美術館 家族6人で行きました。
  地元の食材にこだわった朝食でした。 福住楼
クリックすると拡大  温泉宿の夕食
  大正時代の名物風呂
  塔ノ沢温泉の朝の散策
  泊まったのは文豪が愛した宿でした。 福住樓
  箱根の関所
クリックすると拡大  芦ノ湖と言えば海賊船
  箱根ロープウェイ 大涌谷→桃源台(芦ノ湖)
  大涌谷で黒玉子を食べました。
  箱根火山 大涌谷
  箱根ロープウェイ 早雲山→大涌谷
クリックすると拡大  箱根火山 早雲地獄
  箱根の一日目のランチは「徳島の地鶏・阿波尾鶏」
  途中駅のある箱根登山ケーブルカー
  箱根登山鉄道を堪能いたしました。
  箱根ロマンスカーに乗りました。

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ウィーンで泊まったホテル [オーストリア]



これが、我々の泊まったウィーンのホテルです。このホテルはウィーンの某工科大学教授が予約してくれたホテルです。さすが教授の紹介だけのことはありチェックインでのクレジットカードのデポジットは取られませんでした。実は、このホテルは今回同行した日本人の因縁のホテルだったので紹介いたします。

偶然ですが、その人が随分と前に奥さんと一緒に休暇でウィーンに旅行に来たときに泊まったホテルだったのです。名前は同じなのにちょっと違うので確認すると、数年前に内部を全面的に改装したとのことで納得すると同時に、喜ばれていました。ホテルの名前はHOTEL BEETHOVENです。その時は気に入らなくて、すぐに高額のホテルに変わったそうでなので、そのために良く覚えていたそうです。今は、すごくよくなったと話していました。思い出深いホテルだったようです。


1階のチェックインカウンターです。豪華ではありませんがヨーロッパ風の感じです。


アップグレードの部屋に泊めてもらいました。真ん中のかごのようなものはベビーベット兼サークルです。冒頭の写真の入口のコーナー部の4階(ヨーロッパでの表現は3階になります。)のため窓が沢山あり広い部屋でした。出窓の部分に机が置かれていました。


窓からの景色です。窓枠は木製で趣がありました。


2階の食堂は広くてきれいになったと、以前に泊まった人が感激していました。


HOTEL BEETHOVENで検索した地図で、記号のACのマークの位置が泊まったホテルです。CのマークはBのマークの下に隠れています。