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南京空港からラッキーだけで帰ってきました。 南京→大連→ソウル→成田 17時間 [機内 CY]



前記事で、南京から北京経由で帰国した時に苦労した報告をいたしましたので、今度は南京から大連経由で帰国した時の苦労話をいたします。
6月30日に中国の南京の近くの町から帰ってきたときのことです。ルートは大連での乗継(南京→大連→成田)で、最初のフライトはMU2771< 南京(7時50分)→大連(9時20分) >で日本へのフライトはJL828< 大連(13時00分)→成田(16時55分) >でした。大連での待ち時間は少し長いけれど、すんなりと帰ってくる予定でした。乗継時間の短いフライトもありますが中国の国内線はよく遅れるのでたっぷり乗継ぎ時間をとった余裕のあるスケジュールにしているのです。

ところが搭乗口に行くと大連空港の天候のために遅れるとの表示がありました。このことはチェックインカウンターでも言われなかったし電工掲示版にも表示がありませんでした。当然、チェックインの前に判っていれば北京経由に変更したのですが、驚いたことに搭乗口での紙での表示のみでした。この電工掲示版に表示されたのは搭乗時間が近づいてからでした。写真は8時39分のものです。
電工掲示版に遅延が出ても出発予定時間が書かれていないのは乗継がある人にとってはつらいところです。一番上のMU2771が今回のフライトです。


中国では飛行機が遅れると、搭乗口に、お弁当が出されます。この時も搭乗時間が30分過ぎたころにお弁当が配られました。でも配られると、私の場合、少なくともすぐの出発はないと、余計に心配が増しまいます。
10時出発(2時間40分遅れ)ならば、ぎりぎり大連からの日本への便に間に合うので、この時点では、まだ余裕がありました。


この時に携帯のネットで調べると大連から日本のフライトに使われるJALは予定通り成田を出発していました。日本の航空会社などは出発時点で目的の空港が閉鎖されていても、天気予想から見込みで出発するのです。
ところが中国の航空会社は見込みでは飛ばないのです。つまり目的地の空港の閉鎖が解かれるまで出発しないのが通常なので遅れが大きいのです。
その内にクレームをする人が出始めました。怖くて近づけないほど勢いで2~3人の人が詰め寄っていたのです。かなり激しかったら2回目の弁当が配られました。さすがに2回目の弁当には皆さん興味がなかったようです。どんな弁当なのか、もらってきました。
漬物と目玉焼と肉まんが2つ入った弁当にお粥がついていました。1回目の時はお粥の代わりに水でした。


結局は飛行機に乗れたのは4時間遅れの11時50分でした。完全にあきらめムードで機内食を楽しむことにしました。国内線ですがビールなどのアルコール類も飲めました。関心したのはスープが付いていたことです。ひと時ですが日本へのフライトに乗れなくなったことを忘れさせてくれました。私の隣に座ったのは小さな赤ちゃんを連れた、美人のお母さんでした。その二人のしぐさが可愛らしかったことも、日本へのフライトのことを忘れさせてくれました。


大連空港の日本行きの航空会社のチェックインカウンターに着いたのは出発予定時間を30分過ぎておりカウンターはCLOSEしていました。
この日(6月30日)の内に日本に着ける大連からのフライトが一つありました。ソウル経由の大韓航空(KAL)でした。KALのチェックインカウンターの前に着いたのがCLOSEの10分前の13時30分でした。もちろんチェックインカウンターでは航空券は購入出来ないので日本の旅行代理店に携帯で国際電話して急遽予約を入れてもらいました。持っている日本行きの航空券はルート変更が可能なので手続きは簡単でした。KALのチェックインカウンターがCLOSEする5分前の13時35分に大連からソウルまでの搭乗券とソウルから成田までの搭乗券を発券してもらうことがでしました。ほんとラッキーでした。最初のフライトがKE870でした。大連→ソウルはビジネスがなかったのでエコノミーとなりました。
同じ航空会社でソウルから成田までの搭乗券を発券してもらっていたことが、実は後になってよかったなと実感することになるのでした。

ソウルでの乗継時間は2時間ある予定でした。14時05分の搭乗時間は14時20分に変更されましたがすんなりと搭乗することが出来ましたが、席についてから飛行機が動き出すまで1時間止まったままだったのです。さすがに大声で怒り出す中国の乗客の方がおられました。実は1時間、遅れている理由の説明をしなかったのです。遅れるのは航空会社に原因はないので仕方ないことですが、不安を与えないように説明をしてもらいたいです。おそらく説明がなかったので怒ったのだと思います。結局、オリジナル時間から見ると2時間近い遅れで出発となり、ソウルでの乗継が微妙な感じになってきました。
遅れた理由は空港の許可が出なかったとのことでしたが霧ではなさそうです。いづれにしても大連経由は避けた方がよさそうです。
下の写真は飛び立ってすぐに撮ったもので17時5分ですがソウルでの搭乗時間は18時5分なのです。飛行時間は1時間なので着地してからの時間が気になるところでした。


大連からソウルへの機内食も紹介いたします。さすがに1時間のフライトなので簡素なものでしたがビールがきちっと飲むことが出来ました。隣の席の方も日本人でソウル経由で、私とほぼ同じ時間出発で福岡へ帰るとのことでしたが、心配されていました。このフライトで感心したのが、機内放送が4ケ国で行われていることでした。韓国語、日本語、中国語に英語です。日本人のキャビンアテンダントの方も1名乗務されていました。近い中国との間でもソウル経由の日本人の移動は多い感じがしました。


やっとソウル(インチョン空港)に着陸いたしました。世界最大の飛行機A380を簡単に見ることが出来るのも、ハブ空港の証なのかもしれません。


飛行機が搭乗口に着いたのは18時05分でした。そして日本行きの搭乗口についたのは18時10分でした。すでに乗客の人は乗っており私も待つこともなくすぐに乗ることが出来ました。
今回のフライトはKE'705でJALとの共同運航便でした。搭乗券を事前発券してもらっていると、こんなにも短時間に乗継が出来ることに驚きました。他の空港ではこんなには短時間では出来ないです。今までで最短でした。時間がかかったのは人が並んでいた乗継口の安全検査だけでしたが、日本語で手際よくやってくれたので早かったです。
おそらく両方ともKALの場合は乗継便同士も近いところに配置しているのだと思います。
事前に搭乗券が発券されている場合は前の便が遅れた場合は待ってくれるのです。このときも「恐れ入りますが、乗継便で遅れている方がおられるので少々持たせていただいております。」との日本語の放送がきちっと出発時間になると行われました。結局10分遅れで出発しました。この日は最初の便が4時間遅れで2番目の便の遅れが2時間だったので10分の遅れは定刻通りとの印象になりました。

飛行機の空間も、やっとほっと出来るものでした。キャビンアテンダントの方は皆さん日本語が出来るのもうれしいですね。


久しぶりの2階席のあるジャンボでした。最近は長距離でも777が多いので逆に新鮮な気分になりました。


エンジンが片側の翼に2つ付いた景色も久しぶりでした。


その時の雲が流れている動画も掲載します。


日本のビールが出てくるとうれしいですね。


2時間を切るフライトですが、ワインを楽しみたくなる料理でした。


この日は2種類選択でチキンにしましたが、ソースが美味しかったので全て食べてしまいました。


結局、ホテルを出発してから家に着くまで17時間かかりました。青色ラインが大連経由で、赤色ラインが大連/ソウル経由です。これ以外に南京からは北京経由と青島経由と直接ソウル経由があります。曜日によっては直行便もあります。 下記のラインは空港を直線で結んだもので実際の飛行ルートではありません。
  予定  南京     大連      成田 
      07:50→09:20 13:00→16:55
  実際  南京     大連        ソウル     成田 
      11:50→13:20 15:50→17:50 18:35→20:45
時刻を赤色に着色フライトは遅延

より大きな地図で 南京→成田 を表示