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叡山電鉄の車両は個性的でした。 [京都]

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鞍馬寺に行くために初めて叡山電鉄(えいざんでんてつ)に乗りました。乗ったのは行きが出町柳→鞍馬で、帰りが貴船口→一乗寺です。乗った範囲では出町柳~宝ケ池までが叡山本線で宝ケ池~鞍馬までが鞍馬線でした。宝ケ池~八瀬比叡山口も叡山本線です。
二軒茶屋~鞍馬の間は単線(緑色)です。
上の写真は出町柳駅の改札口です。
叡山電鉄の正式名は叡山電鉄株式会社(Eizan Electric Railway Co., Ltd.)で略称は叡電(えいでん)です。
これらの路線は京都電燈により1925年9月27日に出町柳⇔八瀬(現在の八瀬比叡山口)が開業し、1928年12月1日に鞍馬電気鉄道により山端(現在の宝ヶ池)⇔市原間が開業し、1929年12月20日に鞍馬まで 鞍馬電気鉄道が全線開通して、京都電燈および鞍馬電気鉄道により運営されていました。電力事業の戦時統制による再編後は1942年3月2日から京福電気鉄道が運営していましたが、沿線の交通事情の変化に伴い1985年に京福電気鉄道の完全子会社として現在の叡山電鉄㈱が設立(分社独立)されて、さらに1991年11月に京阪電気鉄道が筆頭株主となったのちに、2002年3月からは京阪の完全子会社となりました。
1989年10月5日に京阪鴨東線が開業し出町柳駅で連絡するようになり、11年ぶりに他の鉄道路線との連絡運輸が復活した結果、大阪方面からの利便性が向上し、利用者も一気に増え再び活気を呈するようになったそうです。

こちらの2両編成の電車に乗って鞍馬まで行きました。
競合する地下鉄やバス路線が充実してきたことから2004年1月からは全路線で一部列車を除いて終日ワンマン運転行うなどの経費削減策が行われているようでした。
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こちらが出町柳→鞍馬(410円)までの切符です


こちらの電車は我々の鞍馬行きの電車の前に発車した修学院行きの電車です。こちらは一両の車両でした。PATRAINの文字が印象的でした。青色を基調にした車両です。732と書かれていることからデオ700系のデオ732形(1988年)だと思われます。いくつか紹介する車両の色に注目してください。
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出発前に1両編成の電車が入ってきました。ひらがなで「えいでん」と書かれています。色はクリーム色にグリーンのラインが入っています。ミラーに映っているのが私と乗った電車です。車体形式はデオ700系だそうです。
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ワンマンカー用の設備で降りる人は先頭の扉から出ます。クリックすると拡大いたします。
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クリックすると拡大出発して最初にすれ違った電車です。後でわかったことですが、この車両は新型のデオ901形-デオ902形で愛称が「きらら」です。色違いのデオ903形-デオ904形と合わせてデオ900形は2編成が在籍しているそうです。右の写真はWikimediaから転用させてもらった「きらら」の車内の写真です。
景色を楽しむための車両であることが判ります。
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次にすれ違った車両はクリーム色に赤色ラインでEIDENの緑の文字が印象的でした。
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修学院駅の横には車庫がありました。今まで紹介した車両とは、また違ったデザインの車両です。オリジナル写真で確認すると801と書かれていることからデオ801形-デオ802形の2両編成のようです。
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ここで鞍馬方面と八瀬比叡山口方面に分かれます。真っ直ぐが八瀬比叡山口方面で、左側が鞍馬方面です。見えている駅は宝ケ池です。
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鞍馬線側の宝ケ池には、また違ったデザインの電車が停まっていました。本線側の宝ケ池駅は1925年に出来たそうです。電車は色合いからデオ815形-デオ816形の2両編成のようです。愛称は「ギャラリートレイン・こもれび」だと思われます。
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ワンマンカーで運転されており、2つの駅を除いて無人駅でした。一つが写真の「二軒茶屋」と一つ手前の「京都精華大前」です。京都精華大前駅は新しく1989年に出来たそうです。二軒茶屋駅の方は1928年です。「二軒茶屋」にも京都産業大学があるために通学時間帯の朝だけ自動改札機が稼働するようです。二軒茶屋の先から単線になります。左側の線路は行き止まりで、右側の線路のみ先に伸びていきます。
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カーブを曲がると単線になりました。


急カーブの急勾配になってきました。
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叡山電鉄は全国登山鉄道‰会に加盟しています。線路脇に勾配50‰の表示がありました。通常の方式(粘着式)で日本で一番の急こう配の箱根登山鉄道のは最大勾配80‰なので叡山電鉄も、かなりの急勾配であることが判ってもらえると思います。
クリックすると拡大50‰とは1000m進むと50m登る勾配のことです。
 全国登山鉄道‰会
  南海電気鉄道   50‰(高野線)
  神戸電鉄     50‰
クリックすると拡大  富士急行     40‰
  大井川鐵道    90‰(アプト式 右の写真)
  叡山電鉄     50‰
  箱根登山鉄道   80‰


単線の、すれ違いの駅は二ノ瀬でした。すれ違った電車には811の数値が確認できることからデオ811形-デオ812形のようです。クリックすると811が確認できます。
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貴船口を過ぎると鞍馬線で唯一のトンネルをくぐりました。


トンネルを出ると鞍馬駅が見えてきました。
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私が乗ってきた電車です。車体形式はデオ800系だそうです。拡大すると814の数値が読み取れます。おそらくデオ813形-デオ814形の2両編成だと思われます。
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こちらが鞍馬駅の駅舎です。鞍馬駅は1929年に出来たそうです。
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終点の鞍馬駅も無人駅でした。駅舎の待合室です。


二ノ瀬→貴船口の動画も撮ったので紹介いたします。車内放送を聞いていただくとワンマンカーのシステムが判ってもらえると思います。電車のゆれが大きいでガラスにカメラが何度か当たりました。


帰りは貴船口から乗りました。こちらが貴船口→一乗寺410円のキップです。


先頭車両です。やはり運賃箱が置かれていました。


こちらが一乗寺駅です。電車は私が乗ってきた電車です。見ての通り改札口はありません。電車には811の数値が書かれていることから朝に二ノ瀬で、すれ違ったデオ811形-デオ812形のようです。


クリックすると拡大一乗寺駅で反対から来た電車です。こちらのデザインも初めて見るものでした。個性的な電車が沢山ある叡山電鉄でした。852と書かれていることからデオ851形-デオ852形の2両編成の電車だと思われます。
車体のデザインは沢山ありますが、車体の形は大別してデオ700系(1987年~1988年)、デオ800系(1990年~1995年)、クリックすると拡大デオ900系(きらら 1997年~1998年)の3種だそうです。これは89年前の1925年からデナ1形、デナ11形、デナ21形、デオ200形、デオ300形、デナ500形、デオ600形が引き継がれてきた結果です。右上の写真がWikimediaから転用させていただいた1925年製のデナ1形の車両で、右下が1929年製のデナ21形の写真です。

タグ:京都 鉄道 電車