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黒切りそば 小堀屋本店 [佐原 潮来]

写真の上のカーソルがの場合はクリックすると拡大します。
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クリックすると拡大昨年にアヤメ祭の季節(2012年6月27日)とハス祭の季節(2012年7月19日)に計2回ほど江戸の町並みが残る千葉県香取市佐原の町に行きましたが、今年も2013年6月21日に佐原にやってきました。この佐原の食べ物屋さんで一番有名なお店が、日高昆布を練りこんで真黒の色の蕎麦を出す小堀屋本店だと思います。黒い蕎麦の名前は「黒切りそば」で昨年も当然、黒切りそばを食べようと思って来たわけですが、残念ながら震災復興中の影響か2回ともにお店が休みであったことから食べることは出来ませんでした。今回、3回目にして初めて念願の黒切りそばを食べることが出来ました。

黒切りそばは江戸時代から伝わる変わり蕎麦で、小江戸・佐原にふさわしいものだと思います。昨年は補修中の建物が沢山残っていましたが、ほんとどの建物の補修が感利用したことから昔の町並みが復活していました。白い暖簾(のれん)が下がっているお店が小堀屋本店です。
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正面から見た小堀屋本店です。沢山の人が外で待っていました。暖簾が下がっているところが入口で、入口の左側に順番待ちの名前を書くテーブルが置かれていました。我々も名前を書いて待つことにいたしました。3人で来たのですが私がお店の前で待っていて、2人が買い物に出かけました。次の順番になった時に携帯で連絡を撮ったので効率よく買い物が出来ました。
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      別館あり 右の写真
 住所 千葉県香取市佐原イ505
 電話 0478-52-4128
 営業 11:00~16:30
 定休 水曜日
 HP  http://koboriya.jp/
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創業天明弐年の看板が印象的でした。天明2年は1782年なので今から231年前に創業したことになります。
小堀屋はもともと醤油醸造を生業としていましたが、天明年間の火事をきっかけに、同2年(1782)に蕎麦屋に転業、以来今日にいたっています。


人が待っているすぐ上の軒下にはツバメの巣がありヒナたちが大きく育っていました。


建物の説明書きには建物は明治33年で土蔵は明治23年に建てられたことが書かれていました。東日本大震災で被害を受けで沢山の団体や人々の支援によって建物の修理が行われたそうです。上の写真で真新しい白木の部分は今回、補修されたものと思われます。屋根瓦は完全に新しくなっていることも気がつきました。
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木造の小堀屋本店の左先隣りに石造りの建物がありますが、こちらは小堀屋本店(別館)でお客さんが多い時はこちらでも営業をしておられるようです。震災後、木造の建物が復旧するまでは、こちらの別館だけで営業されていました。


約30分ほど待ってお店に入ることが出来ました。待った甲斐がありました。急こう配の階段や蔀戸(しとみど)など江戸や明治の特徴が残る建物で昔の雰囲気で江戸時代から伝わる蕎麦を味わうことが出来ました。
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下の写真が冷たいお蕎麦のメニューです。名物の黒切蕎麦は4つです。黒切りそばを2つに黒天もりを1つ頼みました。クリックすると温かい蕎麦のメニューを表示します。温かい蕎麦には黒切りそばはありませんでした。12月限定で柚子皮を練りこんだ柚子切蕎麦もあるそうです。
クリックすると温かい蕎麦のメニュー 黒切りそば  900円
 黒天もり   1500円
 上黒天もり  1700円
 黒切セット  1330円
クリックすると温かい蕎麦のメニュー

こちらが「黒切りそば」です。確かに真黒のお蕎麦でした。のどごしも良くおいしいお蕎麦でした。こちらの写真はフラッシュを使いました。冒頭の写真はフラッシュなしで撮影いたしました。
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麺を拡大いたしました。黒さが判ってもらえると思います。小堀屋本店さんにはうどん、素麺などを含む57種類の麺の製法を伝える享和期に記された麺等の製法の秘伝書や、およそ300年前の鹿革の半纏などのお宝が代々伝わっているそうです。


クリックすると拡大こちらが「黒天もり」です。フラッシュなしの方が黒さが実感出来るので右にフラッシュなしの写真を掲載いたしました。
上の「黒切りそば」と比べて天婦羅が付いているだけではなく蕎麦の量も多いのでお得です。量はかなり少なかったので女性の方でも、単品の「黒切りそば」は量が足らないとおもいます。すこし高いけれども「黒天もり」か「黒切セット」を注文することをお勧めするのが正直な印象でした。大盛りがあれば大盛りを頼むのもよい方法だと思います。「黒天もり」の天婦羅は海老、カボチャ、ナス、シシトウでした。写真を撮るために注文した単品の「黒切りそば」は量が少なかったので、天婦羅は三人で分けていただきました。
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