大きなこけし [日々]
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家に大きなこけしがあります。ひらがなの「こけし」の名前が使われ始めたのは、それほど古くないそうです。
「こけし」は、江戸時代末期(化政文化期)頃から、東北地方の温泉地において湯治客に土産物として売られるようになった轆轤(ろくろ)引きの木製の人形玩具で、一般的には、球形の頭部と円柱の胴だけのシンプルな形態をしています。戦前には多くの当て字による漢字表記(木牌子・木形子・木芥子・木削子など)があったそうですが、1939年(昭和14年)8月に鳴子温泉で開催された全国こけし大会で、仮名書きの「こけし」に統一すべきと決議した経緯があり、現在ではもっぱら「こけし」という用語がもちいられているそうです。大きさを実感してもらうために腕時計と一緒に撮りました。
大きい方の作者は佐藤俊雄さんで鳴子の人のようです。高さ 55cmあります。
1990年に、なにかの記念に親父がもらったものを、譲り受けました。
佐藤俊雄さんはネットに出てくる方で昭和10年1月29日生まれです。師匠は大沼新兵衛さんだそうです。筆跡からみて「セイコー電子部品株式会社」の文字は佐藤俊雄さんの直筆だと思います。セイコー電子部品株式会社はセイコーインスツル株式会社の水晶事業部の前身です。セイコー電子部品株式会社はの沿革は次の通りです。
・1985年 「栃木硬石株式会社」と「株式会社仙台精密材料研究所」が合併
し、「セイコー電子部品株式会社」が発足
・1994年 「セイコー電子部品株式会社」が解散して「セイコー電子工業株
式会社」に吸収合併
・2004年 「セイコー電子工業株式会社」から「セイコーインスツル株式会
社」に社名変更
小さい方の作者は佐原正広さんです。こちらは私が関西に住んでいたころ初めての飛行機での出張で仙台に行ったときに気に入って買ってきました。こちらはネットで検索しても詳しい内容は出てきませんでした。
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昆野誠吾さんのアイデアで、2リットルのペットボトルと比べて見ました。重さは3.9kgです。