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佐倉の秋祭り [千葉]

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千葉県の佐倉市の城下町で「佐倉の秋祭り」が2013年は10月11日~13日に行われます。私は10月12日(土曜日)に「佐倉の秋祭り」を見に行きました。本当は、すぐにでも掲載したかったのですが沢山の写真を撮ったために整理に手が付きませんでした。撮った写真を数えてみると、動画が12本で写真が1136枚でした。やっと写真の整理が出来たので1週間遅れではありますが「佐倉の秋祭り」を紹介いたします。

佐倉の秋祭りのは麻賀多神社祭禮の一部として古くからおこなわれていたお祭りです。その麻賀多神社に祭りの始る30前の14時30分に来ました。
この写真は麻賀多神社の本殿です。
佐倉の秋祭りでは計23台の神輿(みこし)や山車(だし)や屋台(やたい)が町を練り歩きます。屋台と言えば露店のお店をイメージしますが、佐倉の秋祭りで言う屋台は俗にいう「だんじり」で「楽車」・「壇尻」・「台尻」・「段尻」・「地車」とも言われることがありますが、佐倉では「御神酒所(おみきしょ)」あるいは「屋台」と呼ばれています。本当は祭屋台と言ってもらえると露店のお店と混同されることは減ると思います。
23台の神輿・山車・屋台の内訳です。
              神輿      山車      屋台
クリックすると拡大クリックすると拡大クリックすると拡大    神輿    9台
    山車    2台
    屋台    12台
       合計 23台
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御神酒所(屋台)は12台全てが「唐破風屋根曳き廻し屋台」と言われる形式です。屋台囃子(やたいばやし)が乗っています。
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道路から麻賀多神社へ上がる階段です。お祭りのための飾りがおこなわれていました。佐倉の秋祭りは約300年前に宮神輿の渡御の他の「附け祭り」に由来するそうです。明治時代前期になって新町六町と弥勒町が江戸(東京府)日本橋方面から7体の人形山車を買い付け、宮神輿の渡御とあわせ、その祭禮の華やかさは「佐倉新町江戸勝り」という言葉で表されたそうです。その後、昭和初期にかけて、各氏子町内も「御神酒所(おみきしょ)」と呼ばれる踊り屋台を拵え、今の祭禮の形となったそうです。 現在は麻賀多神社以外に愛宕神社、神明神社、八幡神社の氏子町が加わり、4社合同祭の形で、10月第二の金・土・日曜日の15時~22時に盛大に行っているそうです。2013年は10月11日~13日に行われたわけです。来年2014年は10月10日~12日に行われることになります。
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お祭りの始る時間が近づいてくると徐々に祭りの雰囲気が出てきました。
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神社の前には町に繰り出す前の神輿や山車や御神酒所(おみきしょ)が集まっていました。出発前に神社でお祓いをしてもらうためだと思います。この田町の神輿は後でも登場します。覚えておいてください。
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宮小路町の屋台(御神酒所)も麻賀多神社の近くで出発を待っていました。
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神社の脇の保管建屋前には横町の山車の下の部分が出されていました。三層の高さになった後に石橋という人形が乗せられます。三層江戸形山車で後で町を練り歩いているときに全景を紹介できると思います。
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こちらが最初にお祓いを受ける松ケ丘の神輿のようです。
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15時なると松ケ丘の神輿が本殿前に移動し始めました。町に繰り出していくまでを紹介いたします。


お祓いを受けるために本殿前に置かれました。
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神輿の上の鳳凰飾りがきれいです。実った稲を銜えています。豊作を願った飾りなのでしょうね。
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担ぎ手の方々が全員並んでお祓いを受けているところです。
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お祓いとお参りが終わった後は記念撮影です。


いよいよ出発です。階段をおろすのが大変です。


慎重に道路に降ろしています。


やっと道路に降りることが出来ました。


神社の前で最初に神輿(みこし)を担ぎ上げます。是非ともプレーボタン( )をクリックしてみてください。


動画を撮影し終わってすぐに撮った写真です。城下町の中を練り歩きます。


神輿は細い路地にも入っていけます。


次の神輿が本殿前に入ってきました。
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神主さんのお祓いが終わった後に地区の代表の方がお参りをされていました。


同時に全員で「二拝二拍手一拝」の作法でお参りをされていました。
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神社の脇の横町の山車が出てきました。人形を立てて練り歩くことが出来るのは電線のない佐倉市立美術館前の通りなどなので、そこまでは人形を下げて進みます。人形は上げ下ろしが出来るようです。
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間之町の屋台は練り歩く途中でお祓いのために麻賀多神社に立ち寄りました。
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お祓いをしてもらっているところです。
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屋台同士がすれ違う時は神経を使います。右が並木町の屋台で左が宮小路の屋台です。
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並木町の屋台について行き、屋台の練り歩き方を説明いたします。これは普通に引いている場面です。
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並木町の屋台の前には可愛らしい先導役がおられました。
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お囃子と屋根の上の人の掛け声で屋台を引いていきます。
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佐倉の屋台の特徴が上の部分が回転することなのです。このように横向きになります。
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屋台が横向きになると女性が中心になって「えっさの こらさの えっさっさ」の掛け声に合わせて踊ります。この掛け声と踊りは佐倉独特のものだそうです。
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踊り終わると、また引き始めます。 遠くに横町の山車が見えます。


その横町の山車と並木町の屋台がすれ違う場面です。山車に乗っている人形は、すべて佐倉市指定有形文化財だそうです。
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横町の山車の昔の写真をネットから引用させていただきました。山車に乗せられている山車人形は石橋(しゃっきょう)で明治12年に購入されました。作者は古川長延と推定されています。右は今回の写真でクリックすると拡大します。
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中町と横町の2台の山車と間之町の屋台の計3台が収まる写真です。逆光方向で遠くの景色だったのが残念です。


もう一枚、3台の入った写真を紹介します。残念ながら横町の山車の山車人形は下げられています。
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屋台と山車がすれ違う場面の動画を紹介いたします。山車は仲町の山車です。屋台の方は肴町の屋台です。両方共が踊る場面があるので是非ともプレーボタン( )をクリックしてみてください。「えっさの こらさの えっさっさ」の掛け声が聞けると思います。


仲町の山車です。祭りが始まって30分の15時30分でこの人でです。右の建物が佐倉市立美術館です。仲町の山車に乗っている山車人形は関羽雲長(かんう うんちょう)で明治12年購入で作者は三代目 原 舟月です。
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仲町の山車とすれ違った肴町の屋台も見事に古い城下町の建物に映えていました。
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肴町の屋台の前にも可愛らしい先導役がおられました。「ちな」と「かのん」と「まいか」と「はるか」と小さな屋台の「さくら」です。


肴町の屋台の動画も紹介します。並木町の屋台で説明した引き回し方が判ると思います。


こちらは袋町の屋台です。丁度、掛け声に合わせて踊っているところです。
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屋台が道路の交差点を曲がる様子です。宮小路町の屋台は力強いです。
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半分くらい曲がりました。
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古い建物の前に人だかりがありました。
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中を覗くと山車人形が飾られていました。明治時代に購入された山車人形は佐倉指定文化財になっており、貴重な江戸の文化、伝統を現在も各町内によって大切に保存され、100年以上の時を越えて文化継承されているそうです。その中の一体が、こちらの山車人形だと思われます。
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こちらが麻賀多神社の大神輿でお祭り会場に作られた仮建屋の中に展示されていました。大神輿は、江戸時代中期、享保6年に江戸から職人を10人程呼び、8ヶ月の月日と約360両という大金を掛けて製作された豪華な大神輿です。台輪巾5尺(約1メートル51センチ)の千葉県内最大級のものであり、白丁を着用した氏子の鏑木青年会により担がれます。城下町の狭い道を二天棒のみで「明神祭りさらば久しい」の掛け声のもと、各町内の万灯とともに城下町をまわります。
上で神輿と山車と屋台の数の内訳を紹介しましたが、それらの地区を紹介いたします。
 大神輿  麻賀多神社 
 神輿  二番町 宮小路町 最上町 新臼井田 松ケ丘 中尾余町 上志津
     田町
 山車  横町 中町
 屋台  肴町 弥勒町 上町 間之町 袋町 宮小路町 鏑木町 本町
     栄町 並木町 表町 野狐台町
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http://youtu.be/EosL9jkc4-o

いろんな場所に神輿が飾られていました。こちらは二番町の神輿です。
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こちらの提燈には肴町地下かれていました。
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間之町の神輿ですが、こちらはホームページの一覧表にはありませんでした。
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大神輿が置かれている近くでは式典も行なわれていました。来賓のあいさつなどが行われました。写真の中で祝辞を述べられているのは佐倉市の蕨(わらび)市長です。
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暗くなってきましたが、よく見える神輿が現れました。お気づきの方ががおられるかもしれませんが10月12日に麻賀多神社で2番目にお祓いを受けた神輿です。
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先導している小さな屋台に発電機と灯光器が積まれているのでした。


その一団を前から撮りました。先頭の小さな屋台に灯光器が後ろ向きに取り付けられているのです。なかなかのアイデアです。田町の神輿です。昨年までは屋台で参加していましたがね今年は神輿での参加です。
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田町の神輿の連続写真を紹介します。こちらは連写した写真を動画GIFにしたものです。こちらの神輿は移動式の灯光器のおかげで夜遅くまで盛り上がっていました。お店の前で神輿を高く上げていました。この後京成佐倉駅の前の広場まで神輿と一団が行きました。もう少し長く紹介した買ったのですが動画GIFの2MBまでとの制限があるのでこの長さになりました。クリックすると拡大静止写真を表示します。
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夕刻の屋台(御神酒所)を紹介します。佐倉市立美術館前の街道を移動する間之町の屋台と一緒に歩いていると佐倉市立美術館前から京成佐倉駅の方に降りていく坂道に曲がり始めました。左に行くと京成佐倉駅で右側に佐倉市立美術館です。遠くに見えるのは肴町の屋台だと思います。
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曲がるときはかなり迫力があります。特に坂道なので慎重に曲がっていました。


京成佐倉駅に向かう坂道に入りました。
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女性の引手の方たちは赤や青などのカラフルな服を着られていました。


両側には沢山のお店が並んでおり、普段は一方通行の狭くて急な坂道なので慎重に進みます。
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暗くなってくると偶然にこんな写真も撮れました。連写しながらズームをしたのだと思います。中心だけがクリヤーで周りは放射状に流れています。
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角度変えた写真も掲載します。
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動画も掲載いたします。2分40秒あたりから踊っているところが見れます。


提燈(ちょうちん)のきれいな時間帯になってきました。
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すでに紹介したとおり、頻繁に屋台を回転させて横向きにしています。
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回転させるところの連続写真を掲載させていただきました。一番下の車輪がついている部分はそのままで、上だけが回転できるようになっているのです。


屋台に近いところは安全を考えてか男性が引いていました。屋台が横向きになると女性陣や子供たちがこの位置に集まってきて踊ります。
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坂道では常にブレーキをかけながら慎重に進んでいました。


駅に近いところは道路が広くなっておりその橋のあたりに泊まりました。どうやらこの日はこの場所に停めたままにする雰囲気でした。丁度その時に上で紹介した灯光器を付けた小さな屋台を先頭にした田町の神輿の一団がやってきました。
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その田町の灯光器のおかげ暗くても間之町の屋台もクリヤーに撮れました。茶色のはっぴの人たちが田町の地区の方々です。
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上で動画を見損ねた方のために屋台の動画をまとめて掲載いたしました。前半が肴町の屋台で後半が間之町の屋台です。